想い、目指すもの。

若い世代が直面するいじめ、引きこもり、自殺といった深刻な問題に対して、本人だけでなく家族や周りの大人たちも含めた包括的な支援を行う必要があると考えています。若者の理解と共感を基盤とし、家族や社会との連携を強化することで、若者が心の健康を取り戻し、前向きな輝かしい未来を築く支援をしたいと思います。
(若者の定義 7歳〜30歳を想定)

社会的背景
1. 少子高齢化 (社会的孤立)
2. 人手不足 (労働市場の変化による、ストレスと不安の増加)
3. 経済的格差の拡大 (学習機会、キャリア選択肢の制限)
4. 環境問題 (持続可能な社会が課題に対して要求する困難な対策)
5. ストレスと孤立 (学業、仕事、将来への不安と人間関係)

上記の社会的背景以外にも、変化が激しく速い社会の中にいる若者たち、
人口統計資料集(2024年)によると、10歳〜39歳の死因の第一位は自殺なのです。
(厚生労働省政策統括官(統計・情報システム管理、労使関係担当)『人口動態統計』による。)

心理カウンセラーは、心の健康をサポートする専門家として、若い世代が直面するいじめ、引きこもり、自殺といった深刻な問題に対して支援を行い、若者は人生の中で多くの挑戦や変化を経験する時期であり、適切なサポートが不可欠です。
本人だけでなく、その家族や周りの大人たちも対象に支援を提供し、包括的なサポートが必要です。

1.若者の理解と共感
若者の声に耳を傾け、彼らが感じている感情や悩みを理解共感し、若者が安心して自分の気持ちを表現できる環境を提供し、信頼関係を築くことが重要です。

2. 家族と周囲の大人への支援

a. 家族支援
家族は若者にとって最も身近な支援者です。家族が若者の問題を理解し、適切に対応できるようサポートします。家族が若者を支援するための具体的なアドバイスを提供し、家族全体のコミュニケーションを改善することが必要です。
(積極的に話を聴く、非言語コミュニケーション)

b. 周囲の大人への教育
教師や職場の仲間や上司、地域の大人たちも若者のサポートに重要な役割を果たします。これらの大人たちが若者の心の問題に気づき、適切に対応できるよう教育します。理解と支援のネットワークを広げることで、若者が孤立することを防ぐ事が重要です。
(観察と傾聴、定期的ミーティング、メンタルヘルス教育、ソーシャルスキル教育)

3. 包括的アプローチ
本人だけでなく、その周囲の環境にもアプローチします。若者の問題はしばしば家庭環境や社会的要因と密接に関連しているため、家族や学校、地域社会との協力が必要です。全体的な視点から問題を捉え、効果的な解決策を見つけることが目標です。

4. 早期発見と予防
早期発見と予防は、いじめや引きこもり、自殺といった問題に対する対策において重要です。定期的なカウンセリングやストレスチェックを通じて、問題の兆候を早期に察知し、適切な介入を行い、また、学校や地域での啓発活動を通じて、心の健康の重要性を広めることが必要です。

5. 長期的なサポート
短期的な解決だけでなく、長期的なサポートを提供します。若者が自己肯定感を持ち、自立した生活を送るためのスキルを身につけることができるよう、継続的な支援を行い、問題が再発しないようにするためのフォローアップも必要です。

これからの社会を担う若者が元気で、明るく未来に希望を持つことが、我々の幸せにつながることだと
私は確信しています。
一人では、すべてのことはできないと思いますが、関係者や関係機関等と連携し、継続的に実行していきたいと考えています。

つたない文章を最後までお読みいただき、ありがとうございます。
皆様にとって未来が、健やかで輝かしいものでありますよう、お祈りいたします。

投稿者プロフィール

朋美 安倍
朋美 安倍くれたけ心理相談室(福岡支部)心理カウンセラー
一人でも多くの方に笑顔になっていただけるよう、さらに精進したいと考えています。

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